旭川建設業協会 二世会


創設


 人類の黄金時代は、1970年代だったと言う。だから、その延長上の未来はさらに壮大なバラ色の時代だろうと考えられていた。

 だが、あくなき文明のドン欲さと、精神の荒廃のキザシを感じて、暗黒破滅の未来を迎えるだろうと憂えていた人も多かった。

 われわれは、未来が、バラ色か、暗黒か、その何れであっても好むと好まざるとにかかわらずその時代に棲息すべき人類の一員であることに違いはなかった。

 そして、その選択、決定者も、またわれわれであることに違いはなかった。
 このような認識にたった時、その進むべき方途は決まった。

 時代を直視し考えを先取し、まず行動することであり、その拠って立つ処は、常に業界人としての自覚と親睦と研修の上であった。

 かくして、われわれは二世会を誕生させた。それは1962年(昭和37年)秋、10月であった。


創 立 会 員
荒井    宏 赤川    武 秋島    勝 生駒 二朗 飯塚 達二
飯島 基輔 飯島    剛 生駒    武 斉藤 春松 新谷 泰治
高    松王 盛永 孝之 山川 久明 山下    弘 吉田 靖啓
岸田 光男 斉藤 豊次郎



足跡


〔初代会長に新谷泰治君選出される〕

 発表会は、1962年(昭和37年)10月22日 旭川建設業協会会議室で行われた。
 司会 飯島 剛君、開会挨拶は設立趣旨の説明経過報告を兼ねて、山川久明君、議長は新谷泰治君、そして初代会長にも新谷泰治君が選出された。


初代 新谷 泰治 (S38~41年) 2代 荒井 宏 (S42~43年)
3代 盛永 孝之 (S44~45年) 4代 赤川 武 (S46~47年)
5代 生駒 武 (S48~54年) 6代 阿部 衡一 (S55~60年)
7代 藤田 裕三 (S61~62年) 8代 鶴間 皓司 (S63~H1年)
9代 川島 崇則 (H 2~ 5年) 10代 生駒 雅彦 (H 6~ 9年)
11代 佐藤 智則 (H10~13年) 12代 荒井 保明 (H14~19年)
13代 盛永 喜之 (H20~23年) 14代 赤川 秀次 (H24~25年)
15代 橋本 毅 (H26~29年) 16代  生駒 光宏 (H30~R1年)
17代 谷脇 勝英 (R2~R3年) 18代  新谷 逸生 (R4~ )


1 旭川工業高生に奨学金支給す

  地場産業の推進力たる若いエネルギー育成と定着を図るため、
旭川工業と密接な連絡をもち、学校当局よりの推せんを得て土木、
建築各1名、計2名に奨学金を送った。

(昭和43年~47年)
2 建設協会員遺族に奨学金をおくる

  旭川建設業協会会員のF氏が若くして亡くなられ、遺族は夫人と
小中生の男2人の子供達であり、その前途は極めて多難であった。
  そこで二世会は出来る範囲の支援態勢をとることに決定、
男の子2人が高校卒業するまで、学資の一部をおくった。

3 育児院を慰問し院児を励ます

  恵まれない子等に少しでも希望をと、毎年1ヶ月早いクリスマスを旭川育児院で行っている。
  これには会長ほか3~4名の会員がサンタの服装をし、会費で買ったプレゼントをもって院児と楽しい半日を過している。
  これは昭和42年以来の継続事業である。

4 各地の災害に見舞金をおくる

  十勝沖地震で死者4人を出した青森県三戸郡名川町剣吉中学校の惨状を新聞紙上で知り早速見舞金をおくり、弔意と激励をした。
その他新潟地震に際しても、新聞社を通じて見舞金をおくっている。

(昭和43年)
5 他管内二世会との情報交換

  空知経営研究会(葉月会)との交流がはじまり現在に至る。

(昭和46年)
6 発足10周年

  各界の代表者のご臨席を賜り、10周年記念式典を盛大におこなう。

(昭和47年)
7 難民に救済の手を差しのべる

   アフリカの難民に義援金を送った。

(昭和56年)
8 発足20周年

   昭和37年に発足して20年を迎え20周年記念式典を実施、
又記念事業として鳴門大橋工事現場の視察とポートピア’81の見学会を実施。

(昭和57年)
9 泊・原子力発電所視察

  着工中の現場を視察し、施工管理・安全管理等の見識を深めた。

(昭和59年)
10 筑波科学万博視察研修旅行

   東京ディズニーランドの見学も含めた、家族同伴の楽しい旅行であった。

(昭和60年)
11 北海道建設二世会全道大会に参加

  当会の提案である本大会に、全道の建設二世会が会員の親睦と資質の向上、発展を目指し、第1回大会を函館で開催する。

(昭和61年)
12 地域活性化特別委員会の設置

   米の減反、200海里漁業問題等この不況の北海道経済を、何とか自分たちの手で活性化しようと「地域活性化特別委員会を発足させる。

(昭和62年)
13 青函トンネル視察研修旅行

   世紀の大事業である本四連絡橋、および青函トンネルの開通に伴い、青函博視察研修を実施する。

(昭和63年)
14 はまなす国体に協賛

 大会マスコット“フロンティ”君の雪像を空港・市役所にそれぞれ製作。

(平成元年)
15 からくり時計を市に寄贈

   かねてから取り組んでいた地域活性化事業の一環として、リフレッシュされた緑橋通り(3条8丁目)に“からくり時計”を設置した。

(平成2年)
16 第6回北海道建設二世会全道会員大会を旭川で開催、主管する。

  『建設業の果たす地域活性化への役割』をメインテーマとして、7月に式典及び基調講演会・懇親ゴルフ大会を2日間にわたり行い、9月に出雲市長、岩國哲人氏を迎え、記念講演会を開催する。

(平成3年)
17 発足30周年

   創立30周年記念典を実施し、記念誌を発行するとともに、記念事業として、旭川市(クリスタルホール)に樹木を寄贈する。

(平成4年)
18 白鳥大橋合同視察研修会

   道の会OBの皆様と合同で、室蘭港に架かる全長1,380mの東日本最大となる吊橋の工事現場視察を行う。

(平成5年)
19 阪神大震災に義援金を送る

   阪神大震災で多数の死者を出した神戸市に対し、新聞社を通じて義援金を送った。

(平成6年)
20 インターネットを体験

   NTT旭川支店の幹部の皆様に「インターネットと建設業」について講演とデモンストレーションをいただき、マルチメディアの一端を体験する。

(平成7年)
21 室蘭経営研究会と合同研修会

   室蘭経営研究会の皆様と合同で、建設省より講師を迎え室蘭にて研修会を開催。
  又、完成間近の白鳥大橋を見学した。

(平成8年)
22 発足35周年

   発足以来35周年を迎え、かねてより予定していた研修旅行を実施。
又、記念事業として流雪溝への投雪ボランティアを行った。

(平成9年)
23 1998ホーストレッキングIN旭川主催

   上川の雄大な自然景観を活用し、都市住民と農村の交流が地域振興に
つながることを期待して主催者の一員としてその運営に参画。

(平成10年)
24 河川清掃ボランティア

  「河川愛護月間」に際し、地域への社会事業活動での協力として、ウッペツ川の河川清掃を行った。

(平成11年)
25 全国の若手建設経営者・後継者の集い

   全国の若手検閲経営者・後継者が集い、第一回建設青年全国会議が開催され、当会も北海道ブロックとして参加した。

(平成12年)
26 旭川育児院より感謝状が送られる。

   昭和40年より続けている1ヶ月早いクリスマスに対し、旭川育児院創立80周年記念式典において感謝状が送られた。

(平成13年)
27 第17回北海道建青会全道会員大会を旭川で開催・主管する。

  平成3年以来2回目となる第17回北海道建青会全道会員大会が『突破』~変化をつかみ新しい夢を!~をテーマとして、7月26日に式典及び基調講演会を旭川グランドホテルにて開催した。
基調講演では、作家の宮崎 学氏によるご講演をいただいた。

(平成14年)
28 発足40周年

   旭川二世会創立40周年記念祝賀会を10月22日にニュー北海ホテルに於いて開催した。
祝賀会には関係諸団体及び二世会シニア・特別会員、全道建青会役員を招き多数のご出席をいただいた中で、盛大に行われた。

(平成14年)
29 河川清掃及び植樹活動

   河川愛護月間に継続事業である愛宕新川河川清掃に加えて永山新川   NPO団体と共同で河川清掃と植樹活動を共に行なった。

(平成15年)
30 第2回全国建設青年会議

   第2回全国建設青年会議(東京)において、当会にてパネルディスカッションを担当したほか、会員13名が参加し「建設事業の市民化」「全国建設青年の日(7月28日)」を採択した。

(平成15年)
31 たいせつ雪かき選手権を開催する

   冬トピア・フェアin旭川の開催にあわせて二世会主催によりたいせつ雪かき選手権を旭川市内より参加者を募り多数の参加をうけ開催する。

(平成17年)
32 北の道普請を育てる会より表彰を受ける

   平成9年から続けている二世会流雪溝投雪ボランティア事業に対して北の道普請を育てる会より表彰を受ける。

(平成17年)
33 旭川市より感謝状を頂く

   二世会流雪溝投雪ボランティア事業が10周年を迎え旭川市より感謝状を頂いた。

(平成18年度)
34 10年間に渡って実施してきた河川清掃ボランティア事業の最終年度
(平成20年度)
35 全道建青会役員が北海道議会議員と懇談会を行い、意見交換を実施
(平成21年度)
36 一月早いクリスマスが旭川建設業協会(親協会)との連携による共同運営体制となる
(平成22年度)
37 事業継承に関する11月例会を実施、経営者としての相続についてのポイントを学ぶ
(平成22年度)
38 3月11日に発生した東日本大震災に対し日本赤十字社を通じて義援金を送った。
(平成23年度)
39 震災被災地支援事業について

   7月31日に東日本大震災の被災者を対象とした小学生5~6学年と引率者約80名を旭川市及び近郊に招待。旭川市、福島いわき市との交流を通じ、両市の絆を確認する為の一助となることを願う。

(平成23年度)
40 弁護士が説く近年の企業防衛

   11月7日、職場労働災害に対するリスクと反社会的勢力に対する企業防衛や雇用問題についてのテーマを、講師の成川法律事務所弁護士、成川 毅氏による講演をいただいた。

(平成23年度)
41 発足50周年

   旭川二世会創立50周年記念祝賀会を9月14日に旭川グランドホテルに於いて開催した。祝賀会には二世会シニア・特別会員、旭川建設業協会役員を招き盛大に行われた。

(平成24年度)
42 第28回北海道建青会全道会員大会を主管・開催

   9月27日、旭川グランドホテルに於いて、第28回北海道建青会全道会員大会を当会の主管で開催した。「人と地域をつなぐ感動を」をテーマに、上川管内剣淵町をロケ地に製作された映画「じんじん」の上映及び、監督・主演を務めた俳優の大地康雄氏による講話を頂いた。

(平成25年度)
43 全国建設青年会議 第18回全国大会

   11月29日、ANAクラウンプラザホテル広島において、全国建設青年会議 第18回全国大会が開催された。北海道ブロックを代表して、当会にて地域貢献等の事例を発表した。

(平成25年度)
44 北海道建青会3地区合同例会を開催

   同じ道北に位置し近接する宗谷建設青年会、オホーツク二建会と共に 合同例会を旭川にて開催した。建設業が抱える共通した問題への解決策を相互に情報交換し パートナーシップを築いた。

(平成26年度)
45 地域建設産業活性化等に関する意見交換会

   5月27日、北海道土木技術会マネジメント研究委員会の新山惇顧問(元北海道開発局局長)や 高野進栄委員長(北大院准教授)らを招き、人材確保等業界の抱える課題について討議した。

(平成27年度)
46 高校生を対象に防災出前講座を実施

   10月26日、旭川実業高校にて防災出前講座を実施。8,9月に起きた台風被害と その際の建設業の取組について説明し、防災における建設業の役割を伝えた。避難所運営ゲーム(HUG)も行い、 実践的な災害対応を模擬体験していただいた。

(平成28年度)
47 発足55周年・4地区合同例会

   7月25日、旭川建設業協会二世会55周年記念公演を開催し、「建設業が感動できる職場に」を 題材に(株)アビリティトレーニング代表取締役 木下晴弘様よりご講演をいただいた。 併せて、従来の3地区に空知経営研究会を加えた4地区合同例会も開催した。

(平成29年度)
48 外交人技能実習制度の勉強会

   7月に開催した4地区合同例会では、「外交人技能実習制度とその活用について」国際人材革新機構の シニアコーディネーター津山真理様をお迎えしご講演いただいた

(平成30年度)
49 防災出前講座、富良野地域勉強会

   3月に名寄産業高校にて防災出前講座を実施。上川北部の話題を中心に、 防災に対する建設業の役割を伝えた。また8月には、富良野地域の防災施設勉強会を実施。 十勝岳噴火を想定した施設の重要性を改めて認識した。

(令和元年度)
50 コロナ禍での北海道建青会全道会員大会

   新型コロナウイルス感染症が拡大した1年において様々な事業が中止、延期となる中で新しい生活様式を取り入れつつ事業を実施。 9月10日には感染対策を徹底し行われた苫小牧での北海道建青会全道会員大会に会員で参加。 全道の建青会会員との交流やウポポイの視察から次代を担う経営層としての意識と力量を高めた。

(令和2年度)
51 高等学校2校での防災出前講座

   令和2年度に引き続きコロナ禍での1年となった。感染対策を徹底し、地域貢献として例年行っている 防災出前講座を富良野緑峰高等学校、旭川実業高等学校にて開発局との協力により実施。 防災意識の向上から建設業の担っている地域での役割を生徒へ伝えた。

(令和3年度)
52 発足60周年

   旭川建設業協会二世会創立60周年記念祝賀会を9月22日旭川アートホテルにて開催した。 会にはシニア会員、特別会員、旭川建設業協会役員を招き盛大に行われた。

(令和4年度)
53 コンストラクション甲子園旭川地区予選

   全道建青会事業として「コンストラクション甲子園」を開催し、旭川は留萌と共催で旭川地区予選を開催した。 上川留萌地域の高校から24チームの参加があり大盛況となった。

(令和5年度)




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